暗号通貨のヘッジファンドがウォール・ストリート規制当局の調査対象に

暗号通貨のヘッジファンドが、規制当局の調査対象として取り上げられつつある。

米国証券取引委員会(SEC)は、従来の投資ファンドと比べて高いリスクの取引戦略と高い手数料で知られるいくつかの暗号通貨ヘッジファンドを調査する予定だ。
ウォールストリートジャーナルによると、規制当局は約100もの暗号通貨ヘッジファンドが、投資家に約束したものを提供していることを確認する方針だという。

プライベートヘッジファンドは、洗練された取引戦略により規制当局の監視下にあり、SECにとって新しいものではない。
例えば、初心者の投資家は取引戦略を理解していないというリスクがあるかもしれないため、ファンドは資金調達に対して慎重でなければならない。

1つの一般的な戦略は、ファンドが株式の上昇とその下降の見通しの両方に賭けて、取引に債務の層を追加するという、ロング・ショートというものだ。
この戦略により最近、ファンドは暗号通貨市場の可能性に目をつけ、Genesis Capitalのような企業が機関投資家に短期的にビットコインを貸し付けるというような投資を始めた。
米国では、認可された投資家のみが許可されている。

すでに、SECはその権限下に1億5,000万ドル以上の資産を有するヘッジファンドを置き監視しているが、プライベートファンドを任意で監視するための権限も持っている。

SECによる取り締まり

一方、SECは、ウォールストリートの規制当局に調査されたものを含む、複数のICOを既に取り締まり始めている。
証券法を迂回するような取引から投資家を守るため、現在その範囲を拡大中だ。

ウォールストリートジャーナルによると、規制当局は、その政策がビットコイン・ヘッジファンドにどのように適用できるかを考えているようだ。
彼らが何か不適切なことに気づいたら、さらなる行動をとることが予想される。

SECの優先事項の中で最も重視されるのは、ヘッジファンドが投資報告書で概説している事項を確実に提供することだ。
もう1つの懸念は、1月に日本のコインチェックを揺るがした数億のNEMのハッキングなど、取引所でのデジタルウォレットのセキュリティが脅かされるリスクだ。

ヘッジファンドは、Q2のプロセスについて規制当局からの聞き取りを開始する可能性があるという。

ヘッジファンドのパフォーマンス

多くのヘッジファンドは2月に損失を生んでいるが、それは暗号通貨ヘッジファンドも例外ではなかった。

ヘッジファンドのパフォーマンスを追跡し、独自のブロックチェーン指数を持つHFRによると、暗号通貨ヘッジファンドは、その期間中にブロックチェーン指数が9.5%減少し、最低水準となった先月から回復するよう務めている。