本記事は、5月9日に行われた「CryptoZombiesを使ったゲーム感覚で始めるSolidityコーディング」の参加レポートです。
CryptoZombiesとは、Loom Networkが作成した、イーサリアム上でゲーム開発を学ぶ無料オンラインレッスンです。
2017年12月にリリースされ、これまで17万人のユーザーがこのサービスを利用しており、現在9ヶ国語に対応しています。
Cryptozombiesの今後の動向
今後のCryptozombiesの動きとしては、大きく2点あり、Cryptozombiesがブロックチェーンへ移行し、さらにCryptozombiesのゲームを2つリリースするということです。
レッスン1でSolidityの基礎を学習
イベントではレッスン1を通して、Solidityの基礎の学習を行いました。
レッスン1はチャプター1からチャプター15までで構成され、各チャプターにはプログラムの解説があり、それを用いてCryptoZombiesでキャラクターを作成します。
各チャプターの内容は以下のようになっています。
項目 | 内容 |
---|---|
チャプター1 | レッスン1の概要 |
チャプター2 | コントラクトの解説 |
チャプター3 | 状態変数 |
チャプター4 | 数式演算 |
チャプター5 | 構造体 |
チャプター6 | 配列 |
チャプター7 | 関数の宣言 |
チャプター8 | 構造体と配列の操作 |
チャプター9 | Private関数とPublic関数 |
チャプター10 | 関数の戻り値と修飾子 |
チャプター11 | Keccak256と型キャスト |
チャプター12 | 全てを統合するpublic関数作成 |
チャプター13 | イベント追加 |
チャプター14 | JavascriptライブラリであるWeb3.js |
チャプター15 | ゾンビ完成!! |
イベントでは、各チャプターを順に進めていき、javascriptなど他の言語との比較や、コントラクト呼び出し時に必要となるGasについての説明なども行われました。
Remixを用いてSolidityを実行
レッスン1が一通り終わった後には、レッスン1で作成したプログラムをRemixで実行した。Remixは簡易ブロックチェーン内臓のブラウザベースの統合開発環境です。
Remixでコンパイルを行うためには、MetaMaskが必要となる。MetaMaskは、Etherの送金などを行うことが出来るChromeブラウザの拡張機能であり、暗号通貨ホルダーには馴染みの深いウォレットです。
現在、Cryptozombiesでは、レッスン1からレッスン6までの内容を提供しており、いずれも日本語に対応しています。
また4月20日までに、レッスン4が完了している方には、LOOMトークンなどのボーナス付与を行っています。
今後も定期的にレッスンが追加される予定で、今後のCryptozombiesの動向に注目です。
Photo on https://cryptozombies.io/jp/
編集者:Hiro