【レポート】Wowoo上場記念対談!

こちらを友だち追加しておくと
リアルタイムで記事更新情報を
受け取ることができます。

友だち追加

2018年5月22日、東京恵比寿の株式会社オウケイウェイヴ本社にて、『Wowoo上場記念対談〜仮想通貨の発展とWowooの果たす役割』と題し、対談イベントが行われました。

5月15日にBIT-Zに上場を果たしたWowooBit(WWB)。
このイベントには、”ビットコイン・ジーザス” ロジャー・バー氏Wowoo Pte,Ltd.のCEO フジマル・ニコルス氏、そして OKfinc LTD. CEO 松田元氏の三者が登壇し、それぞれがWowooについて、そして仮想通貨業界についての見解を述べました。

BIT-Zでの上場について

プロジェクト発表時から、国内外問わず注目を集めていたWowoo。

上場後の価格について、フジマル氏は「激しく乱高下しているわけではなく、落ち着いた流れをキープできている。暗号通貨においてはボラティリティが注目されているが、まずはステーブルな状態を保てていることはそれほど悪くはないと分析している」と語りました。

仮想通貨の最新トレンドと発展のための課題について

「今年に入って、良くも悪くもICOという言葉が社会的認知を得てきている。」という松田氏は、今の流れを、1980年代のデリバティブや2000年代のFXなどといった、新しい金融商品が出てきた時と同じように感じているといいます。
これらが最終的には適正な規制を受けて安定化していったように、ICOもそうなっていくのではないかと述べました。

「今は猫も杓子もICO。とりあえずユーティリティ・トークンを発行して資金調達し、サービスを開発、上場…というケースが多いが、今後は資金調達のビジネスモデルから、ICO自体が有価証券(セキュリティ・トークン)化し、何らかの規制を受けながら健全に発展していくのではないか。今はその過渡期。」

フジマル氏も、「セキュリティ・トークンは、金融の業界からも興味と期待が寄せられている。金や日本円など既存のものと連携がとれるものに進化していくことが仮想通貨の発展に繋がり、そこからブロックチェーンの技術が一般的なものになっていくのではないか。」と述べ、ロジャー氏は、「仮想通貨の3つの種類、セキュリティ・トークン、ユーティリティ・トークン、通貨、にはそれぞれ役割があり、その役割通りに使われていくべき。これからは新しい方法がどんどん増え、古い方法は次第になくなっていく。」と、流暢な日本語と英語を交えて語り、会場を沸かせました。

また、発展のための課題として松田氏は、「ブロックチェーンの世界に足りないのは開発者ではなくデザイナー。今の世界と、ブロックチェーンの技術をどう結びつけていくかをデザインする人が必要。」と、ブロックチェーン業界の現状についても語りました。

Wowooの特長や魅力について

「始まりは、 “人を助ける” というコンセプトから」というフジマル氏。

「ブロックチェーンでサービスをより良いものにしたいという企業が増えている一方、知識が無くどうすればいいのかわからない、技術者がいないという壁を乗り越える手助けのために、『ICOのプラットフォーム』を開発している。Wowooは、企業に対するヒアリング、必要なスマートコントラクトの設計、トークンセール、上場、といったICOに必要なものを一括してコンサルティングできるようなプラットフォーム。」といいます。

夏頃のベータ版リリースに向け順調に開発が進んでいるそうで、将来的には、「大学のサークルレベルの小さな組織でも、簡単にICOができるようなプラットフォームにしていきたい。」とビジョンを語りました。

業界の中心人物たちから見た「日本」

今回のWowooのように、日本にルーツを持つプロジェクトのICOや、東京での仮想通貨・ブロックチェーン関連のイベントの増加を見ると、この業界で日本が注目されているように感じる方も多いのではないでしょうか。

とはいえ、世界に先駆けて仮想通貨が法体制のなかに位置付けられながらも、ICOに関してはまだ規制が定まらないなど、不安定な部分もある日本。

最後に、BlockchainMediaから以下のような質問をさせていただきました。

『業界の中心の方々の目には、現状の日本はどのように映っていますか?』

ロジャー氏:
「私も同じように(不安定に)感じている。システマチックなことを好む日本人にとって、数学的なシステムに基づく暗号通貨は相性が良いようにも思えるが…。」

松田氏:
「すごく惜しいと感じている。世界に先駆けて法律に盛り込むなど、どこよりもキャッチアップが早かったのに、そこからの手段が後手に回ってしまった。とはいえ、他のアジア諸国に比べると、日本の感度が一番高い。いまから軌道修正しても全く遅くはなく、ブロックチェーンの第一立国になれるチャンスはあると思う。」

フジマル氏:
「海外を回っていても、やはりアジアマーケット、特に日本に対する関心は高い。しかし、日本国内でプロジェクトの認知度を高めようとしても、まだまだやりづらい部分が多く、歯がゆさを感じる。新しいプロジェクトが社会に広がりづらいこの歯がゆさや悔しさを、国全体にも感じてもらいたい。」

と、皆さんからそれぞれ見解をいただくことができました。ありがとうございました!

1時間という短い時間ではありましたが、ロジャー氏、フジマル氏、松田氏それぞれの人柄や想いの伝わる、非常に密度の濃い対談イベントでした。
Wowooのプロジェクトがどのように展開していくのか、今後もBlockchainMediaでは取材を続けていきたいと思います。

取材・編集:Ayako & Rie

関連記事:
【レポート】TokenNews CONFERENCE in 香港(前編)
【レポート】TokenNews CONFERENCE in 香港(後編)