2018年8月10日、東京渋谷のEDGEofにて、CryptoAge(クリプトエイジ)主催の『CryptoKittiesミートアップ in Tokyo』が行われた。
このイベントが、CryptoKitties(クリプトキティーズ)にとって日本で初めてのイベントとなった。
イベントでは、CryptoKitties共同創業者のBenny Giang氏が登壇した。

CryptoKitties共同創業者Benny Giang氏
CryptoKittiesとは
CryptoKittiesは、イーサリアムブロックチェーンプラットフォーム上で動作するdAppsであり、世界中で人気のブロックチェーンゲームだ。ゲーム内では、生成された猫を育てて、さらに繁殖させたり、売買を行うこともできる。
猫は、人間同様、スキル等に優性・劣性の特徴を持ち、繁殖させることで遺伝子で40億以上のバリエーションがある。
なぜ、ブロックチェーンを使うのか
彼らがブロックチェーンゲームを作る中で考えている事は、ブロックチェーンのテクノロジーを日常的に使えるものにするためにシンプルなものにすることだと語った。そして、日常的に使われるものにしていくためには、ブロックチェーンが「アクセスしやすもの」「使いやすいもの」「楽しいもの」にしていくことが必要とのことだ。
従来型のゲームと比較して、ブロックチェーンのゲームがなぜ重要かという点については、
と語った。従来型ゲームでは会社が倒産すれば、獲得したアイテムなどのデータは消えてしまうが、ブロックチェーンゲームでは、獲得したもののデータはブロックチェーン上に記録されるため、イーサリアムのネットワークが稼働し続ける限りデータが残る。
CryptoKittiesの現在と今後
現在CryptoKittiesはカナダのバンクーバーを開発拠点としており、チームメンバーは70名ほどで、彼らは過去にFacebookやGoogle、有名なゲーム会社などで働いていた経歴を持つ。出身はさまざまで、18の言語を扱うことができる。
CryptoKittiesは、WEBベースのゲームであったが、新たにアプリの普及を進めるため、台湾のスマートフォンメーカーHTCとのパートナーシップを締結し、本日8月11日にアンドロイド向けのアプリもリリースする。
データが資産としての価値を持ち始めた
CryptoKittiesで、1番最初に生成された猫(Genesis猫)は10万ドルで売却された。ブロックチェーンのゲームにおけるコンテンツが、これほどの高額で取引されたのは歴史上初めての出来事となった。「これは、ブロックチェーン上のデータが、デジタルアセットとして見なされたという意味で非常に重要な出来事であり、ブロックチェーン上のデータは次世代の資産になっていくだろう。」とBenny氏は語った。
登壇の後にはQ&Aセッションが行われ、仮想通貨について、若い人に人気のトピックであり、投資としてだけでなく分散型アプリを作ることができるという意味でも面白いものだとBenny氏は語った。また、ブロックチェーンゲームの課題を2つ挙げ、1つ目にユーザーエクスペリエンスが難しいこと、2つ目にディストリビューションの問題を挙げた。
イベントの最後には、CryptoKittiesの1枚限定Tシャツがイベント参加者にプレゼントされた。

CryptoKitties限定Tシャツ
たった1枚の限定TシャツをGETする方法は、「ミャオ!」と一番大きな声で叫ぶこと。
Benny氏の「3、2、1」の掛け声と共に、参加者は一斉に「ミャオ!」と叫んだ。
この抽選方法が、CryptoKittiesのユニークさを象徴していた。
本日アンドロイドアプリがリリースとのことで、ブロックチェーンゲーム業界はますます盛り上がっていくことだろう。
CryptoKitties ・ CryptoAgeの詳細
CryptoKitties ・ CryptoAgeに関する最新情報は、以下からご覧いただけます。
CryptoKitties公式ツイッター: https://twitter.com/cryptokitties
CryptoKitties日本公式ツイッター: https://twitter.com/CryptoKittiesJP
CryptoAge公式ツイッター: https://twitter.com/CryptoAge_
取材・編集:Hiro