【レポート】BLOCKCHAIN2.0 MEETUP

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2018年9月8日、東京都渋谷区にて、渋谷区と日本財団が主催するサテライトイベント「BLOCKCHAIN2.0 MEETUP」が開催され、各著名人によるパネルディスカッションや、世界初のブロックチェーンを利用したLGBTカップルの調印式が行われた。

各著名人によるパネルディスカッション

第1部のミートアップでは、パネルディスカッションが行われ、モデレーターとして元内閣府大臣補佐官でマイナンバー制度の担当をした福田峰之氏、パネラーとして書籍「マスタリングビットコイン」の代表翻訳者である今井崇也氏、三菱UFJファイナンシャルグループデジタル企画部の藤井逹人氏、ランサーズ株式会社取締役の曽根秀晶氏らが、それぞれの企業で取り組んでいるブロックチェーン関連のサービスについて話し、パネラー同士の意見が飛び交った。

人物評価とブロックチェーン

曽根氏は、自身のプレゼンで「現在のワークスタイルはフリーランス化とオンライン化が進み、個人が自らの市場価値をどのようにあげていくかが重要となっています。UberやTimebankなどのシェアリングエコノミーではサービス提供者の評価をユーザーが点数を付け、誰もがそれを見ることができるため、私は勝手にスコアリングエコノミーと呼んでいます。」と少し笑いながら話し、個人が輝けるメリットを語った。

これに対し、福田氏は「やむを得ない事情で当日の仕事をドタキャンすることもあるかもしれないですが、それで悪い評価がブロックチェーンに記録されてしまって一生消えないのはデメリットだと思いますが、それについてはどう思われますか?」と質問を投げかけ、曽根氏は「確かに悪い評価が消えないのはデメリットで今後の課題です。評価をする側の問題もあり、物に対する評価と人に対する評価は違うので非常に難しいことで、やはり個々が信頼づくりをすることが大事です」と自身の見解を述べた。

その後も、これからのシェアリングエコノミーの拡大について、熱い議論が飛び交った。

世界初、ブロックチェーンを使ったLGBT調印式

第2部では、世界で初めてブロックチェーンを活用したレズビアンのパートナー同士の調印式が行われた。

今回イベントに参加されたパートナーのお二人

本イベントはLGBT問題解決に力を入れている渋谷区の主催ということもあり、同区役所総務部の永田龍太郎氏が立会人を務めた。
パートナー二人の署名された宣誓書をブロックチェーンへ書き込まれ、その日イベントに参加した人らの名前も同時にブロックチェーンに刻まれた。

しかしまだブロックチェーンを使ったとはいえ、本当にパートナー達本人の署名かどうかの証明は出来ないという問題は残っているため、今後の課題となっていると永田氏は話した。

また、今回イベントに参加したパートナーのお二人は、LGBTの結婚相談所を事業として立ち上げ、これからLGBT問題に悩む人たちの手助けとなる活動を行っていきたいと述べた。

今回のイベントでブロックチェーンは、単なる技術としてだけではなく、人と人を繋ぐ重要な役割を果たすものとなりうる可能性についてフォーカスされていた。

また、2部で行われた刻印式には多くの人が関心を示し、注目していた。
このイベントを通して、LGBTの問題が認知され、悩む人たちがもっと羽を広げて生活しやすい世の中になるよう、サービス展開に胸が膨らむばかりである。

 

取材・編集:RITO