【レポート】TEAMZ Blockchain Summit

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9月28日(金)・29日(土) の2日間、東京 天王洲アイルの寺田倉庫G1にて、『TEAMZ Blockchain Summit』が開催された。

50を超える国から、ブロックチェーンや暗号通貨関連のプロジェクトや投資家、エキスパートやインフエンサーなどが数多く集まったこのイベント。

前日までの荒天が嘘のような清々しい秋晴れとなった開催初日には、朝から開場を待つ参加者の姿が見受けられた。

THE DOOR TO THE FUTURE

今回のイベントのスローガンは、『THE DOOR TO THE FUTURE(未来への扉)』。

その言葉に表されている通り、会場ステージでは、業界をリードするキーパーソン達が、ブロックチェーンが実現し得る未来についてのプレゼンテーションやディスカッションを行った。

最初のゲストスピーカーとしてビデオメッセージで登場した、実業家の堀江貴文氏は、「いまやバズワードとなっている”ブロックチェーン”という言葉だけに踊らされず、その技術がどのように世の中を変えていくのかという本質的な部分に着目して、このイベントに参加してほしい。」と、オーディエンスへアドバイスを送った。

続くプレゼンテーションでは、ブロックチェーンを用いたバーチャル・エンターテインメント・プラットフォーム『ANGELIUM(エンジェリウム)』、AIやARを活用して人とサービスを繋げることを目指す『QONECT(コネクト)』、SNS投稿のエンゲージメントをマネタイズ可能にする『FlipNpik(フリップンピック)』、そして、今回のスポンサーでもあり、新しい形のカジノ・エコシステムを提供する『Nevula(ネビュラ)』など、数々のプロジェクト代表者達によって、自らの想いやコンセプトが熱く語られた。

Nevula CEO シミズ マサフミ氏

また、Bitcoin.com CEO ロジャー・バー氏がビデオメッセージを寄せたほか、業界の第一人者として国内外から注目を集め続けている、IOHKのCEOチャールズ・ホスキンソン氏も登壇。
それぞれ、ビットコインやブロックチェーンがいかに世界の問題を解決し、より良い未来を作っていく可能性を秘めているのかという、まさに『THE DOOR TO THE FUTURE』というスローガンにふさわしいスピーチで会場を沸かせた。

IOHK CEO チャールズ・ホスキンソン氏

業界リーダーたちによるパネルディスカッション

ステージでは、複数のゲストがテーマに沿って意見を交換し合う、パネルデスカッションも行われた。

『日本企業におけるブロックチェーンの機会と課題』というテーマでは、COIN OTAKUのCEO伊藤健次氏をモデレーターに、暗号通貨取引所を運営するQUOINEのCFO 紺野勝弥氏や、OKWAVE CEO 松田元氏のほか、近畿大学 理工学部准教授 森山真光氏も登壇。

また、ブロックチェーン案件を多く取扱う弁護士の斉藤創氏や、中国弁護士の陳軼凡氏も交え、多様な視点からのディスカッションがなされた。

豪華ゲストによるパネルディスカッション

日本における課題点を問われると、斉藤弁護士は「やはり法律面での課題が多い。今年前半は、海外企業から日本進出の相談を受けることも多かったが、次第に日本展開の難しさを感じ始め、今は減少傾向にある。」と現場の実状を語り、自社でも仮想通貨交換業の申請中という松田氏は、「規制を作る当局側と、テクノロジーを社会に広めたい企業側の想いが噛み合っていない。IT革命の延長であったり、金融商品と同類のものとして考えられてしまっている。」と、もどかしさを滲ませた。

『技術者の人材不足』という課題については、「ブロックチェーンについて、実際の技術をレクチャーする学校はまだまだ少ない」と述べた森山准教授。
学びたいという学生はいても、学ぶ環境が整っていないというのが現状のようだ。また、採用の面では、技術者と企業のマッチングの機会が少ないという意見もあった。

その後も、Z-POP DREAMのCTO モリテツヤ氏がモデレーターを務めた『いかに世界でブロックチェーンを発展させるか』という回では、シンガポールやシリコンバレーの起業家をゲストに、資金調達やチーム作りについての意見交換が行われたほか、『中国国内のブロックチェーン事業の発展について』や、『中国投資家が見る国際ブロックチェーン市場のチャンスと課題』など、どの回も非常にグローバルなテーマが取り上げられ、日本語・英語・中国語と多言語が飛び交うディスカッションが行われた。

エンターテインメント性も持ち合わせたサミット

このようなスピーチやパネルディスカッションのほか、展示ブースを回ることで参加できるビットコイン抽選会やハードウォレット抽選会、そして開催2日目にはレッドカーペット・ガラが行われるなど、エンターテインメント要素を加えることで、より盛り上がりを見せた『TEAMZ Blockchain Summit』。

なお、主催のTEAMZは、『TOKYO Blockchain Week』と題し、10月2日(火) までの期間中、様々なイベントの開催を予定している。

 

取材・編集:Ayako・Rie・Hiro