【レポート】ブロックチェーンを0から学びたい方必見!2週連続集中講座『第2回 アイデアソン』

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前回、9月25日(火)に明治大学 駿河台キャンパスにて行われた、明治大学金融紫紺会/暗号通貨・ブロックチェーン研究会主催の「ブロックチェーンを0から学びたい方必見!2週連続集中講座」に引き続き、第2回目が10月2日(火)に同大学にて行われた。

「第2回:アイデアソン」では、前回講師を務めた池上雄飛氏と、CTIAの池田氏の2名が務め、参加した学生達が前回の講義を受けて学んだ内容を元に、ブロックチェーンを使ってどんなサービスを打ち出してみたいかを用紙にまとめ、学生達が自身のアイデアの発表を行った。

『学位や資格などをブロックチェーンに保管し、就職活動における面接時の証明にしたい(TOEICの点数などは自己申告であり、本当にそのスコアを持っているか確認されないため)という内容で、個人の信用につながるほか、面接官にとっても経歴詐称を防ぐと言うメリットもある』といった学生らしい観点のものや、『遺産相続をする際、遺言をブロックチェーンに保管し、遺言内容の改ざんや手続きの手間などを省いていくことができる』といったもののほか、『出会い系アプリなどにブロックチェーンを用い、サクラを排除して本当に出会いを求める人が安全に使えるDappsがあるといい』などといった、様々なアイデアが発表された。

池田氏は時折、「そのサービスはとても良いと思います。さらにそれに対し、こんな事をしてみるともっと良いかもしれませんね」と、学生達のアイデアをフォローアップしながら進行を続けた。

ブロックチェーンの面白さと恐さ

アイデアの発表も終わり、講義終了予定時刻の20時30分を迎えると、2回に渡って講師を務めた池上氏が「本講義は終了ですが、ブロックチェーンに興味を持たれた皆さんに是非お話ししたいことがありますので、興味がある方のみ、あと15分残ってください。」と伝え、全員着席のまま、時間外の講義が始まった。
語られたのは、ブロックチェーンのある意味面白く、そして恐ろしくもある部分についてだった。

池上氏は

Code is lawという言葉を知っていますか?コードは法なり、という意味です。
これは一つの考え方ですが、ブロックチェーンを作るということは、ある意味、法律を作ることなのです。コードをプログラミングした時点で、そのコードが絶対であるか、時と場合によって変えても良いのかという議論の分岐点があります。イーサリアムがハードフォークを起こした時、まさにこの部分で大きく揉め、イーサリアム・クラシックとイーサリアムに分かれたのです。
今は、本来法律を作る「行政」を超えて、「民間」で、ある種の法律を作ることができます。何も知らない側はこの法律を押し付けられることになり、ブロックチェーンを作る側は、ある意味その法律を人に押し付けることになります。実際に、今はそのような時代になってきているのです。ブロックチェーンのプログラマー(管理者)がいつでもルールを変えられるとする場合、良くも悪くも、今後も時と場合によりルールが変わることになりますし、また逆も然りです。
正解はありませんが、皆さんがブロックチェーンのサービスを生み出そうとする際には、是非この部分を意識して欲しいのです。そうすることで、また違った観点からそのサービスを考えることができます。

と、ブロックチェーンのメリットやデメリットをイーサリアムの実例を元に話した。

そのほか、学生からの「ブロックチェーンに興味を持ったのですが、仕事として捉えるならどういった働き方がありますか。」といった質問に対して、「まずはブロックチェーンのプログラムを書くプログラマーや、それをまとめるプロジェクトマネージャー、さらには、多くの人に知ってもらうための広報、他企業と提携を結んだりするための営業、また、より高い視点で社会をデザインしていくタイプの仕事も、これから出てくると思います。」と回答。どの質問に対しても、真摯に学生と向き合いながら答える池上氏の姿がとても印象的であった。

終始、真剣に講義に臨む学生達の姿を見ていると、これから彼らが創り、担っていくであろうブロックチェーン業界の成長や、社会の変化が非常に楽しみである。

取材・編集:RITO