10月18日、CTIAシンガポールオフィスにて、同社の手塚満氏へのインタビューを行いました。
CTIAは、日本で10月27日からオフィシャルセミナー『CTIA “The CONNECT”』を始動する。
インタビューでは、イベントの開催経緯や今後の日本における市場動向に関する話をお聞きしました。
ブロックチェーンメディア(以下、BCM):セミナー開催の経緯について教えてください。
手塚満氏(以下、手塚氏):今回のセミナーの目的は、トークンを購入している方へ情報を行き届かせることです。多くのプロジェクトでは、テレグラムなどのSNSを通じてテキストでは情報を配信していますが、やはりこれだけでは十分とは思えません。私たちは、プロジェクトサイドと直接話せる場を、このイベントを通じて定期的に作っていきたいと思っています。
BCM:日本における今後の暗号通貨市場はどうなると考えていますか?
手塚氏:あくまで個人的な考えになりますが、昨年は最低限のレギュレーションができていて、良い環境だったと思います。しかし、暗号通貨市場の進歩と世界各国の変化は早く、この1年の間に、日本は他の国よりも遅れをとってしまったように感じます。
今後、外国でレギュレーションのスタンダードが生まれ、それを日本も受け入れる形になっていくのではないかと私は考えています。

インタビューに応じてくださる手塚氏
BCM:先日、大学で開催したイベントの反響はいかがでしたでしょうか?
手塚氏:明治大学で開催したイベントは、枠が10分ほどで埋まりました。しかし、参加した学生がブロックチェーンに対して持っている印象は、やはり暗号通貨に繋がるものが多かったです。
イベントの目的は技術にフォーカスすることであり、ハッカソンやアイデアソンにより、状況を変えていきたいと考えています。
現在の日本では、ブロックチェーンのエンジニアも、トレーディングができるエンジニアも不足しているという状況です。私たちは先行投資として、エンジニアの育成に力を注いで行こうと思っております。
忙しいにもかかわらず、1つ1つの質問に丁寧に答えてくれた手塚氏。
最後に、10代の人たちが伸び伸びと学べる環境を作り、ブロックチェーンへのイメージを変えていきたいとの想いを語った。
10月27日から、主要都市にて開催される『CTIA “The CONNECT”』が非常に楽しみだ。
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取材・編集:Ayako&Hiro