シンガポール大手電力会社がブロックチェーンベースの太陽エネルギー市場に関する発表

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電気・ガスのトランスミッションを提供するシンガポールの大手企業SPグループが、ブロックチェーンに裏付けされたREC(グリーン電力証書)をローンチすることを発表した。RECとは、太陽電池によって特定の量の電気エネルギーが生産されたことを証明する文書のことである。

透明性と効率の向上

このプラットフォームは、今週シンガポールで開催されたASEANエネルギービジネスフォーラムで発表された。発表によると、SPグループは、ブロックチェーンを使用することで、透明性と効率性を向上させようと考えている。

同社のデジタル部門に所属するサムエル・タン氏は、

ブロックチェーン技術により、企業はRECにおいて、シームレスで安全に取引できるようになり、それによって、より環境に配慮した事業運営と、持続可能性に関する目標を達成することができる。

と語る。

このマーケットは、国内外のRECをサポートする。最初の契約は、不動産開発大手CDLとDBS銀行による署名が既に行われている。さらに、このマーケットには、クリーンテックソーラーアジア、LYSエネルギーソリューション、カトゥーン・ナーシー・シンガポールの大手3社も参加する予定である。

他にも多くのプロジェクト

分散型プラットフォームは、太陽エネルギーの生産と取引を後押しするために広く使われており、ブロックチェーンを活用したエネルギーソリューションに取り組むのはシンガポールが初めてではない。今年10月上旬には、SkyLedger(スカイレジャー)が分散型ピアツーピアによる電力網を開発する計画を発表した。このプラットフォームでは、市民が再生可能エネルギーを生産し、取引することが出来る。

また、今年2月にはニューヨーク州が、ソーラーパネルで生産された電力を売買したい世帯のためのMicrogrid(マイクログリッド)プロジェクトを開発した。さらに今年9月には、オーストラリアの不動産大手Vicinity(ビシニティー)が7,500万ドルをかけて、太陽エネルギープログラムの中でブロックチェーンソリューションを試用し、再生可能エネルギーを利用したショッピングモールの運用テストを開始すると発表した。

 
ブロックチェーンを使った電力ビジネスは、日本国内でも広がりつつあり、最近では関西電力がブロックチェーンを用いた太陽エネルギーのピアツーピア取引の実証実験を開始したところだ。
ブロックチェーン技術により、太陽エネルギーの取引が拡大していくことが期待される。

Photo by American Public Power Association on Unsplash

編集者:Hiro