USPTO(米国特許商標庁)の発表によると、米電気通信大手AT&Tは、ブロックチェーンベースのソーシャルメディアマッピングの特許を取得しようとしている。
リアルタイムでのトラッキングが可能に
AT&Tが出願した特許には、様々な目的のために使用される加入者のデータとトランザクション履歴を格納できる、ブロックチェーン搭載システムについて書かれている。
このシステムを展開すれば、ユーザーは特定の時間や場所での現在のトレンドや友人の行動をトラッキングできるとのことだ。これが実現すれば、電子商取引、マーケティング、ターゲット広告には大きな価値があるだろう。出願された特許には以下のように記載されている。
「ここに記載されたソーシャルメディアヒストリーマッププラットフォームは、ブロックチェーンの不変で永続的な性質を利用することで、複数のソーシャルメディアアプリケーションで発生するオンラインのトランザクションのデータを格納することができる。」
他にも大企業が、ブロックチェーンに関連した特許を出願
今年11月には、ゼロックスが、電子ファイルのブロックチェーン駆動型監査システムの特許を取得した。この技術は、ファイルが変更されたかどうかを検出し、ドキュメントの変更履歴を追跡することができる。
また同月には、金融サービス大手アメックスが、レシートの画像をキャプチャして送信することができるブロックチェーンベースのシステムに関する特許を申請した。提出された書類には、モバイルデバイスを持つユーザーがレシートの画像のキャプチャを取り、「光学的文字認識」を介して、画像を解読し、それを関連する取引記録と照合する方法が記されている。
ブロックチェーン技術を用いた様々な特許が提出されている。
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編集者:Hiro