1月30日・31日の二日間、パシフィコ横浜にて開催された『JAPAN BLOCKCHAIN CONFERENCE -YOKOHAMA Round 2019 – 』。
開催1日目である31日に、CTIAのCEOである手塚満氏によるプレゼンテーションが行われた。
ICOの役割
CTIAは、ブロックチェーンの導入やブロックチェーンエンジニアの育成を主に行っている。
同社の活動に関して手塚氏は、「日本企業はブロックチェーン技術に関して遅れをとっています。例えばブロックチェーンを導入することで何ができるかや、どれくらいのコストダウンができるかのイメージができていない企業が多いです。」と述べ、そのような現状の中で、ブロックチェーン企業へのコンサルティング事業を行っているそうだ。
日本では明治大学・武蔵野大学などでブロックチェーンに関連した講義を開催し、エンジニアの育成に力をいれている。
さらにCTIAの最近の動きとして、同社のパートナーでもあるセントラリティのプロジェクト内容に触れた上で、R3 LLC社と提携したことについても語った。
また、ICOの魅力について手塚氏は
ブロックチェーンの実用例
手塚氏は、ブロックチェーンの実用例として、不動産を例として挙げ、
また、ルワンダで行われているドローンによる血液輸送についても触れ、ブロックチェーンを用いることで、このような輸送もより改善されるとの見方を示した。
CTIAは、今月銀座にオープンしたブロックチェーン企業専用コワーキングスペースにも関わっており、日本における新しい事業を推進していく予定とのこと。ここでは、事業が技術面・資金面などどの部分が欠けているかを見極めながら、大手監査機関出身者などの経験豊富なメンバーが事業のサポートをしていくとのことで、こちらでの活動にも注目したい。
取材・編集:Rie、Hiro