ここ最近、多くの暗号通貨の価格は下落しているが、Blockchain.comの創業者は、市場の回復の兆しを見せているいくつかの重要なトレンドについて語った。
楽観的な見方
Blockchain.comの共同創業者ニコラス・カリー氏は、暗号通貨の未来について楽観的な見方をしている。
ロンドンで開催されたUnboundカンファレンスで、「2018年は大変な年でしたが、今年は暗号通貨業界にとって素晴らしい年です。この1年半の間に、インフラストラクチャを構築し、回復力を高め、カスタマーエクスペリエンスをさらに向上させた企業もありました。」と語った。
Blockchain.comはそのうちの1つであり、ユーザー数は過去3か月で600万人増加した。
5つの主要トレンド
カリー氏は、現時点で業界に影響を与えている5つの主要トレンドを明らかにした。
そのトレンドとして、同氏は「分散型金融アプリケーションの出現」「ユーロやドルのような実世界の通貨に付随するステーブルコインの成長」「従来の金融機関からの暗号通貨に対する認識の高まり」「過去最高のトランザクション」「暗号通貨企業が再び人を雇い始めていること」を挙げた。
暗号通貨企業は雇用を再開しており、現在過去最大数のオープンなポジションが存在しているとのことだ。
また、ステーブルコインの成長に関連して、同氏はフェイスブックが開発を進めるLibra、そしてJPモルガンが開発する通貨について言及した。
カリー氏が挙げた最近のトレンドは、ブロックチェーン業界の未来が明るいことを示しているようだ。
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編集者:Hiro