KPMGが、ソフトウェア会社TOMIA、マイクロソフト、およびR3と提携して、遠距離通信のためのブロックチェーンを開発する。
多者間接続による問題解決
ビッグ4と呼ばれる四大会計事務所の1つKPMGは、国際送金、ネットワークの複雑さを解決することを念頭に置いて、業界に特化したブロックチェーンソリューションを追求してきた。
マイクロソフトとR3という業界リーダーとの提携は、多者間接続により発生する問題を解決することの継続を意味する。
具体的には、KPMGは5G接続から発生するハードのデータの問題に対処することを目指している。
また、試験運用中のブロックチェーンは、何十億もの顧客と、サプライヤーが管理する接続ネットワークを流れる何十億ものモバイルインタラクションによって生じる将来的なコストや通信にかかる時間を削減することを目的としている。
KPMGが主導的役割
この提携により解決を目指すのは将来的なコストだけではなく、市場における現在の非効率性もである。
KPMGのブロックチェーンリーダーであるアーラン・ゴッシュ氏によると、決済とその調整は現在手動で行われており、完了までに最大1か月かかることもある。
また、ゴッシュ氏は、ビジネスの取り決めにおいて、KPMGがプロジェクトの設計と実行の主導権を握っているとも述べた。
マイクロソフトはアーキテクトとして機能し、R3のCordaはオペレーションの機能を果たし、TOMIAは40を超えるグローバルな通信事業者を代表して遠距離通信のノウハウを提供するようだ。
大手が集まるこのプロジェクトに注目が集まる。
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編集者:Hiro