サムスンのスマートフォンGalaxy S10のスペックが今年初めに発表されたとき、暗号通貨業界は盛り上がった。
4つのdAppsへの対応
Galaxy S10は今年3月に発売され、ETCおよびERC20トークン、および4つのdApps(分散型アプリケーション)がサポートされて販売された。
dAppsは、CryptoKitties「クリプロキティーズ」、ゲームプラットフォームEnjin(エンジン)、美容アプリCosmee、および決済サービスCoinDuck(コインダック)だ。
現在、サムスンはブロックチェーンへの進出を倍増させており、分散型アプリケーションJupiterと暗号通貨ウォレットMarsという2つのdAppsを新しいバージョンに統合している。
認知の拡大
CryptoKittiesなどの初期のdAppsは大きな成功をおさめたものの、その他のdAppsはそこまでの成功には至っていない。
しかし、サムスンやHTCなどのハードウェアメーカーのサポートにより、dAppsの品質が向上しているのは間違いない。
主要なスマートコントラクト上で、毎日何千人ものdAppsのユーザーが確認されているが、これらは主にギャンブルとゲームに限定されている。このような現状の中でも、サムスンの動きによりdAppsへのアクセスは増加しており、これから徐々に認知度も高まっていくことだろう。
サムスンは今年4500万台のスマートフォンを出荷する予定であり、同社の動きにより、dAppsが我々の生活に身近な存在となることで、dAppsの普及にも繋がることになりそうだ。
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編集者:Hiro