新興メーカーが、イーサリアムとイーサリアムクラシックをマイニングするための強力な新しいマシンの最初のバッチを生産する準備を整えた。
ビットメインなどの企業と競合へ
中国の深センに拠点を置くLinzhiが約200の特定用途向け集積回路(ASIC)マイナーを構築する準備を整えた。
これらのサンプルユニットは、イーサリアムとイーサリアムクラシックで使用されているproof of workのアルゴリズムであるethashを使用した場合と同じくらい効率的にマイニングできるかどうかのテストに使用される。
テストが成功すれば、量産化に向けた大きな一歩となることが予想され、Linzhiは、NVIDIAなどの汎用コンピューティングチップのメーカーや、ASICマイナーを生産するビットメインなどと競合していくことになる。
4ヶ月での回収
Linzhiは2018年2月に設立され、同年9月にほとんどの既存設備の効率を上回ることを目的にethash ASICマイナーを生産する計画を発表した。
計画の発表以来、チップ設計の研究開発、数十人のチームの操作、および最初のバッチのための注文に、初期投資のほぼすべてを費やしてきた。
また、興味深いことに、同社のCEOチェン・ミン氏は、サンプルユニットが成功した場合、予約注文を取り始める際に「逆割引」戦略と呼ばれる戦略を採用し、購入数が増えるほど価格がより高くなるという仕組みの導入を示唆した。
それは、単一の企業があまりにも多くのマシンを購入することを阻止するためである。
Linzhiは、予約注文で販売される各ユニットの最終価格をまだ決定していないものの、比較的少ない注文数のマイナーは、4か月での元手回収ができることを目標としている。
編集者:Hiro