LGのITソリューション関連子会社LG CNSとカカオのブロックチェーン子会社Ground Xは、ブロックチェーンの使用を拡大し、多様な事業分野に適用することを目指して手を組む。
戦略的パートナーシップに合意
両社は、相互に互換性のあるインフラストラクチャを構築するための戦略的パートナーシップに合意した。LG CNSの未来戦略事業部門テセオク・ハー氏とKakao Ground XのCEOジェイソン・ハン氏は、ソウルにあるLGサイエンスパーク内のLG CNS本部での調印式に出席した。
テセオク氏は「現在、業界内にはユニークなブロックチェーンエコシステムを接続するためのインターチェーンプロジェクトがあります。このパートナーシップを通じて、プライベートブロックチェーンとパブリックブロックチェーンの既存の境界を打ち破り、新しいビジネスチャンスの強みを組み合わせます」と述べた。
両者の動き
LG CNSは今年5月に、企業向けのブロックチェーンプラットフォームMonachain(モナチェーン)を開始した。
Monachainは、民間セクターではLGの通信部門LG Uplus(ユープラス)によって最初に採用された。このブロックチェーンシステムはUplusの情報を安全に共有するため、顧客は追加の書類を提出する必要がない。
一方で、Ground Xは今年6月にパブリックブロックチェーンプラットフォームであるKlaytnをローンチした。これは、開発者にブロックチェーンのコーディングのための環境を提供し、ブロックチェーン技術利用の促進に繋がる。
業界で既に大きな動きを見せている両社の提携により、今後さらなる拡大を見せるかもしれない。
Photo by Carlos Irineu da Costa on Unsplash
編集者:Hiro