米国最大のテレビプロバイダーの1つであるディッシュネットワークが、ブロックチェーンを使用して所有者がコンテンツの使用状況を追跡できるようにする著作権侵害対策管理システムの特許申請を行った。
識別コードの埋め込み
ディッシュネットワークの米国特許商標庁へ申請した内容は、所有者がコンテンツのコードに識別マークを埋め込み、分散台帳を使用して保存および定期的な更新ができるシステムの概要を説明したものだ。
提出された内容には、このシステムにより所有権をより適切に監視および実施でき、コンテンツが許可なく使用された場合には、そのプラットフォームに警告することができると書かれている。
コンテンツ購入が可能に
同社が提案する著作権侵害防止システムが独自のブロックチェーンで動作するのか、もしくは既存のプラットフォームで動作するのかは今のところ不明だ。
このシステムにより、アップローダーは所有者から直接コンテンツを購入することが可能になる。ユーザーは所有者に法定通貨または暗号通貨で支払い、代わりにコンテンツの使用を許可する一意のIDトークンを受け取る。
アップローダーが適切なアクセス権を持っていない場合、システムはコンテンツが許可なく使用されていることをアップロード者と所有者の両方に自動的に通知可能とのことだ。
コンテンツの著作権侵害は、オンラインストリーミングの主な問題の1つであり、対策は困難とされているが、ブロックチェーン技術が問題を解決するかもしれない。
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編集者:Hiro