インターネット関連のサービスを提供する、中国の多国籍テクノロジー企業 Baidu(バイドゥ)によると、過去1ヶ月で、ビットコインに関する検索数が183%急増したという。
この傾向は、多くの国が、コロナウイルス(COVID-19)対策として、自己検疫、社会距離戦略、在宅勤務などの予防的アプローチの厳守を国民に求めている、という事実に関連している可能性がある。
Googleでも同様の結果が
すでに報じられている通り、コロナウイルスは、経済においても大きな混乱を引き起こしている。
Baiduのデータからは、経済危機を目の当たりにした人々が、その価値を知りたいと考えるために、ビットコインの検索数が急増しているという状況が見て取れる。
また、Google検索においても同様の傾向があるという。
さらに、3月に入り、より厳格なウイルス対策手段が採用されているため、3月の検索結果は2月の結果を上回ることが予想される。
進むビットコインの活用
コロナウイルスにより、最も大きな打撃を受けた国の1つが、イタリアだ。
イタリアの銀行Banca Sellaは最近、120万のモバイルバンキング顧客に、ビットコイン取引サービスを提供するためのテストを開始することを決定した。
このサービスは、独自の金融プラットフォーム「Hype」にて利用することができ、ビットコインの売買はもちろんのこと、支払い手段としても利用可能だという。
世界的に不安が広がるこの状況において、ビットコインをはじめとするテクノロジーに注目が集まっている。
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編集者:Ayako